もしも連載の主人公がにゃんこになったら。
Ver.仁吼義侠


「小十郎さーん、小十郎さーん?」
小十郎「・・・」
「小十郎さぁん?どこー?」
小十郎「…」
「小十郎さ、」
小十郎「…」
「にィー…」(しゅーん)
小十郎「か」
「あっ、居た!」(したた)
小十郎「どうしたそんなに慌てて、…ん、服が寄れてる、少し動くな」
「ぶにっ(…)……そんなことよりこれ!」(びしっ)
小十郎「こりゃあ…猫じゃらしか?」
「一番おっきいの持ってきた」
小十郎「それで、俺はどうすりゃいい?」
「誰も遊んでくれないから俺と遊んでください!」(てれれれってれー!)
小十郎「(…)、外を見な」
「?おいしそうな鳶が飛んでる」
小十郎「ハハ、そうじゃねえ、いい天気だろう。こんな日は外で遊んで来い」
「え、やにゃ」
小十郎「こら、
「だって今は小十郎さんと一緒に居たいにゃ」(へにゃ)
小十郎「…確信犯なのか、お前」
「何の?」(ふよふよ)
小十郎「……まぁ、いい。分った。遊んでやる」
「にゃたっ!(ぐっ!)小十郎さんすてきー!だいすきー!」
小十郎「確信犯か」
「いや、だから何の?」(ぴこぴこ)
小十郎「な、なんでもねえ。おらよ」(かさっ)
「!にっ」(ばし)
小十郎「ちィと動きがトロいんじゃねえか?」(かささ)
「にゃにおう!ふにゃにゃにゃにゃ」(たしししし)
小十郎「……確信犯か」
「今度こそホントに何の!?」


小十郎、少女漫画的トキメキ症候群予備軍
(必死に探す姿が可愛いとか、、)
(へにゃ、とした笑い方が可愛いとか、)
(喜び方が尋常でなく可愛いとか、)
(連打を繰り出すときの紅の頬が可愛いとか、)
(そんなことをいってるワケじゃあ無ぇんだぜ)
(小十郎さん?にゃに言ってんだ?)
(!いや、唯の独り言だ)