今宵は妖になりきって民や隣の

あの子から沢山お菓子をもらい

ませう。






 「てことで司会進行役はこのが勤めさせていただきまーす」

幸村 「某も信仰訳しとうござる」

政宗 「まずお前は進行役の意味を理解して名乗りを上げろ、You see?」

佐助 「んで、何かやるから集まったんだよね?」

 「えーと、なんかハロウィンとか言う行事があるので、やっちゃおうぜーと。」

佐助 「つーかなんでちゃんそんなにヤル気ないの」

 「俺も乗り気じゃねぇっていうか、気付いたらこんな風になってたって言うか」

幸村 「殿、『へろいん』とはなんでござろうか!」(うきうき)

佐助 「あ、俺様も思ったー」

 「幸村、ハロウィンな。ヘロイン違う。」

政宗 「Hun?真田、お前そんなのもしらねぇのか?」

 「じゃあお前はなんだかしってんのかよ?」

政宗 「菓子をやらねぇと(ピー)(ピー)されるってやつだろ?」

幸村 「なんと破廉恥な!」

佐助 「うほっ!まじで?伊達の旦那」

 「ンな訳ねぇだろ!お前らの言う異国文化はどんだけ卑猥なんだよ!」

政宗 「O.K。博識なサンがちゃんと説明してくれるらしいぜ」

 「ったく、仕方ねぇ…いいか?へろ、ハロウィンっていうのはな」

幸村 「今殿ヘロインと!」

 「(無視)ハロウィンっていうのは…」







ハロウィン:31日の夜、南瓜をくりぬいた中に蝋燭を立てて 「ジャック・オー・ランタン」(お化け蕪)を作り、 魔女やお化けに仮装した子供達が 「トリック・オア・トリート(Trick or treat. お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」 と唱えて近くの家を1軒ずつ訪ねる。 家庭では、南瓜の菓子を作り、子供達は貰ったお菓子を持ち寄り、 ハロウィン・パーティーを開いたりする…







 「ってことだ」(超良い笑顔)

佐助 「何処の辞書だよ!」

政宗 「成る程な…エンゲル式によるコペンハーゲンと似て非なるものか

佐助 「なにそれ!?」

幸村 「凄まじい暗記力でござる!某も見習わねば!」

 「お前が暗記なんてしたら三日で枯れそうだな」

佐助 「うわ、枯れるだなんてちゃん破廉恥ー」

幸村 「さささ佐助っ!」

 「佐助君たら頭に蛆虫でも湧いてるんじゃないのー?」



……



 「よし、じゃ先ずは皆で仮装しようぜ!」

政宗 「いいねぇDisguiseか!てことは準備できてんだな?」

 「勿論。ちゃーんと四種類用意してあるぞ」

幸村 「四種類?皆同じで御座らぬのか」

 「んー?吸血鬼と狼男と木乃伊男とお菓子!」

佐助 「お菓子!?」

幸村 「団子で御座ろうか!」

 「そりゃあ随分きわどい服になりそうだな」

政宗 「ところで、勿論お前が菓子なんだよな?」

 「政宗がお菓子だろ?」

政宗 「お前だろ?」

佐助 「え、ちゃんでしょ?」

 「とにかく一遍死んで来い?お前ら」

幸村 「しかし殿が菓子でなければ喰う意味がござらぬよ!」

 「……はぁ!?」

政宗 「よく言った真田幸村ァ!流石は俺のライヴァルだ」

佐助 「俺様の主だもの!ヒューヒュー!」

幸村 「そ、そんなに褒められると照れまして候!」

 「口調変わっちゃったよこの日の本一!」

幸村 「殿を食すため!この幸村一歩も譲らぬ!」

 「格好つけんな!お前も最後は性欲か!畜生、童顔にだまされたァァァ!」

政宗 「どんだけでも言えよ、結局お前は菓子のままだ。You see?」

 「I Don't see!Kill you!

幸村 「某は折角朝餉も抜いてきたというのに…」(めそめそ)

 「朝飯抜きって…一応聞くが何を喰う気だよ」

幸村 「恥ずかしながら殿をば」

 「本当に意味わかってんのお前!佐助!お前の上司が発狂してるぞ!」

佐助 「俺様もちゃんが食べたいナ☆」

 (こ い つ も 発 狂 し て た !)

政宗 「苛めてんじゃねーよ、ちゃんと手順踏め。」

 「…政宗、お前はまともなんだな…」

政宗 「TRICK OR TREAT?」

 「・・・へ?」

政宗 「持ってねぇのか?」

 「も、持ってないけど」

政宗 「HAHAHA!なら話は早ぇ!」

 「何言ってんだよ政む」

政宗 「真田と武田の忍!は菓子をもってないらしいぜ!」

 「ッオイ!政宗テメェ!ハメやがったな!」

政宗 「Come on! It's time of treat!

幸村 「流石は政宗殿!御見逸れいたす所存ぞぉー!」

佐助 「今日はちゃんを酒の肴に宴だな!」







 「勝手に話進めてんじゃねーぞゴルァァァァ!」







次の朝に発見された伊達政宗と真田幸村と猿飛佐助の三方は 異様な格好をしたまま気を失っていたとか、いなかったとか。